私事ですが、節目となった歌を一曲。
「夜桜お七」/坂本冬美
なぜにこの曲を歌うことを課題とさせられたか、当時は何となく分かっていたつもりだったけど、最近特に腑に落ちることがありました。
この曲の作詞は「林あまり」。
若かりし頃の林真理子です。
自身の姿をこの曲のモデル「八百屋お七」と重ね合わせて出来たということ。
「八百屋お七」は井原西鶴の「好色五人女」に描かれた純情悲恋の女性で、
恋しい男にひと目会いたいがため、火つけまでしたのでした。
男性の心情に踊らされては、痩せ我慢をする。
けど、その裏には女ひとり、くじけず、たくましく生き抜く。
そういったメッセージがあるのだそうです。
過去の私がした恋愛。
ちょっとここで語るのは恥ずかしいのですが。。
けれど、あの時はあの時で精一杯だった。
紛れもなく欲とかエゴではなく、無心に愛していた。
そんな自分の姿を心から愛おしいと思える自分にやっとなれたのかも知れません。
結果的には自分の闇と向き合うことができずに、だんだんと辛くなり、相手も自分も苦しめてしまう。
そんなことを思い出したのでした。
今の私だったら、あの時どうしていただろう?
ふと考えますが、一歩前に踏み出した以上過去に戻ることはありません。
まさに歌詞の中にもある
「さよなら あんた」
ですね。
このフレーズの時のフリが気に入ってます。
師匠が付けてくれたフリです。
お陰様で私はここにいます。
これからの時代、女性の真のたくましさが求められています。
どんな出来事もどんな恋も自分の魂に刻んで、より美しくなりたいものですね。
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